さわ@SmilePower

【世界に羽ばたいて何かに貢献したい田舎の高校生】今はまだ「何か」は模索中ですが。 笑顔がトレードマークの高校生です。全国高校生衛星生中継/I WILL/ピースアクション/トビタテ5期タンザニアとかとかいろいろ挑戦中

一人一人が動けば世界は変わる 〜ドイツ国際平和村トーマス・ヤコブス氏〜

お久しぶりです!

しばらくブログを書いていませんでしたが、気づけばもう春。最後の高校生活が始まりました。ちなみに一昨日は誕生日で、18歳になりました〜(選挙権✨)

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さて、4月20日に「未来のいのち 国際サミット」というものにパネリストとして参加させていただきました。ドイツの国際平和村代表であるトーマス・ヤコブスさんが来日され、若者と対話する時間を設けてくださいました。私は時間の都合上少ししか話す機会はなかったのですが、ヤコブスさんのお話に聞き入っているうちに時間が過ぎていました。

 

ドイツ国際平和村って?」

ドイツ国際平和村は、名前の通りドイツにあります🇩🇪

行なっていることは「平和教育活動」

東南アジアやアフリカ、中東など、紛争地で傷ついた子供たちをドイツに連れてきて、ドイツの病院で医療を提供します。

 

ドイツ国際平和村日本語HP: 

http://japan.friedensdorf.de

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HPより引用

治療の間、子供たちは色々な国から来た子供たちと生活を共にし、平和村で過ごすうちに3つのことを学んで母国の家族のもとに帰ります。

 

その3つのこととは

共存すること、平等であること、認め合うこと。

 

平和村で子供たちが学んだ「助け合う心」は大人になっても忘れないもの。その心の大切さは、子供たちが大きくなってからも伝えてくれる。

 

「戦争は暴力では無くせない。認め合うことでなくすことができる。僕は、一人一人が動くことで世界が変わると信じています。」

そうヤコブスさんはおっしゃっていました。

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HPより引用

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私が感じたこと

会場にはたくさんの高校生がいました。壇上から見渡してもどこに大人がいるかわからないくらい。

そんな中で、オーディエンス参加型のディスカッションが始まりました。質問等はほぼヤコブスさんへのもの。中でも多かったのは、子供たちの治療後のこと。

「治療したのにまた紛争地に戻すの?」「母国に帰っても家がなかったらどうするの?」

 

この問いに対してヤコブスさんは

「子供たちを『紛争地に戻す』のではなく『家族のもとに返す』という意識でやっている。また、子供たちが平和村で学んだことを母国に帰っても実践してくれる。僕は彼らのことを平和の大使だと思っている。子供たちが国の内側から平和の輪を広げていってくれる。」

とおっしゃいました。

 

しかし納得がいかなかったのか、「でも紛争地に返すことに変わりないですよね?」と高校生。

その後もヤコブスさんは「家族のもとに返すのだ」と何度も丁寧に、言葉を変えながら答えますが、なかなかその子の中では腑に落ちなかったようで…

 

私はこの状況に少し違和感を覚えました。

平和村では母国で適切な治療が受けられない子供たちに医療を提供するだけでなく、大切な学びも提供している。素晴らしいことだと思います。でも、彼らにも与えられないものがある。

それは、家族からの愛です。

子供たちがドイツにいた方が危険にさらされないことは明らかです。でも、「子供たちを守るため」といって家族の元から引き離すなんてこと、あっていいはずがない。私たちから見れば、そこは危険な場所かもしれない。でも子供たちにとっては、そこは大切な故郷。苦しい思いもしたけれど、家族や友達との思い出が詰まった場所。

それに、紛争が解決するためには外からのサポートだけでなく内側からの変化も必要です。だから平和村で学んだ子供たちがその役割を果たすのではないでしょうか。

子供たちの可能性は無限大です。

 

私が言いたいことは、どうか子供たちのことを「かわいそう」というフィルターを通して見ないでということ。日本に住んでいたらわからないことだらけで、先入観からそう見てしまうことは仕方のないところもあると思います。でも、決して子供たちが「不幸」というわけではないんです。私たちとその子供たちの「当たり前」が少し違うだけなんです。子供たちと真正面から向き合わないと見えてこないことが多いと思いますが、現地スタッフとして働いている方の「まずは知ってほしい」という言葉がすごく胸に残りました。

 

「私たちは子供たちの笑顔からエネルギーをもらっている。活動をする中で一番嬉しい時は、子供たちが母国に帰るとき。寂しいけれど、治療を無事に終えて帰る時がきたということ。

そして私たちは、解散するために活動している。紛争がなくなり、傷つく子供たちがいなくなり、私たちの役目がなくなることを願っている。」

ドイツ国際平和村で活動されている方々をとても尊敬しています。

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トーマス・ヤコブスさん

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一緒にパネリストをした大学生の先輩方と

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ドイツの同年代のNEW FRIEND!

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パネルディスカッションの様子

 

とてもたくさんのことを学べた良い機会でした。
大学生になったら平和村に行ってみたいな!

つぶやき♪

英語のエンパワーメントプログラムに参加するために、3泊4日で大阪に来ています!

7時間みっちり英語漬けの1日だけど、全然苦痛じゃなくて、すっごく楽しい。

今日はハリーポッターの著者であるJ.K.Rowlingさんのお話から、Positive Thinkingについて考えました。

最後はグループごとに短い劇をして、彼女の人生から学んだことを表現しました。

 

詳しいことは後でまとめて!

 

今友達とおんなじホテルにいて、いろいろ語り合ってます。

こういう友達って本当にいいよねって思う😏

 

明日はIdentityとLeadership!! 

頑張ろう〜

ありのままで〜性的マイノリティについて学ぶ〜

こんにちは!!

テストやら模試やら講演やら、いろいろ終わってやっと!やっと!11月初めにあった出来事を書きます!(すっごい遅くなったw)

 

私は11月9日から11日まで行われていた、

「ながさき・愛の映画祭」

に2日間参加してきました。

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映画祭パンフ

 

きっかけは、先日ブログにも書いた落水さんのトークライブで、Take it 虹!の儀間さんと出会ったことです。儀間さんから誘っていただいて、「ボランティアスタッフになれば映画無料でみられるよ!」という甘い言葉に惹かれて参加しました。

というのは半分冗談で笑

私はジェンダーに関することにはまだ関わったことがなかったので、「知りたい」という好奇心から参加することにしました。実際チケットもぎりは一回だけで、ほぼほぼイベントを楽しんでしかなかったのですが笑

 

会場にはいろいろな展示があったり、ベストフレンドマッチングや、ヒューマンライブラリーというイベントもありました。

 

私がみた映画、参加したイベントは

ナチュラルウーマン

「パレードへようこそ」

ベストフレンドマッチング

です。

 

それでは細かく書いていきます!

 

ナチュラルウーマン

©2017 ASESORIAS Y PRODUCCIONES FABULA LIMITADA; PARTICIPANT PANAMERICA, LCC; KOMPLIZEN FILM GMBH; SETEMBRO CINE, SLU; AND LELIO Y MAZA LIMITADA

チリの首都サンティアゴに暮らしているトランスジェンダーのマリーナ。

彼女は昼間はウェイトレスをしながらも、夜ともなればナイトクラブでサルサメレンゲの楽曲を歌っている歌手です。

父親ほどに年の離れた恋人のオルランドと暮らし、その日はマリーナの誕生日を祝う会と2人で中華料理店で祝っていました。

テキスタイルの会社を経営しているオルランドが、マリーナに手渡した封筒を手渡すと、彼女は「古風ね」と喜びの声を漏らす。

その封筒中身のプレゼントは、オルランドが書いた「イグアスの滝へ行ける券」でした。

「サウナに行った時にはチケットはまだあった。置き場所を忘れた」というオルランド

そんな彼に「かわいそうなおじいちゃん」と、肩越しに腕をまわし、優しくキスをするマリーナ。

仲睦まじい2人は一緒に暮らす自宅に戻ると、サンディエゴの夜景を見ながらも互いの体を重ねますが、その夜中こと。

共に枕を並べるベッドに座り込んだオルランドですが、体調が優れずに何か具合が悪くなってしまいます。

マリーナはオルランドを着替えさせた後、自宅の玄関先に彼を出した隙に、勝手に歩き出したオルランドは階段から転げ落ちてしまい、頭部を打ち付けて怪我を折ってしまいます。

マリーナは急いでオルランドを車に乗せて病院に連れて行ったものの、彼は動脈瘤によって息を引き取ります。

あまりに急なことにトイレに駆け込み泣きじゃくるマリーナ。その後も動揺のあまりいったん病院を離れてしまいます。

オルランドの死を彼の弟ガボに電話した後、トボトボと夜の街を歩いていた所を警官に任意同行され、病院に舞い戻ると警官から身分証の提示を求められます。

マリーナはオルランドとの急な別れに浸る間もなく、彼女が働くレストランには、性犯罪捜査班の女性刑事コルテスがマリーナを訪ねて来ました…。

(引用:https://cinemarche.net/lgbt/naturalwoman-movie/

 

ただ純粋にオルランドを愛していただけなのに、トランスジェンダーだからと濡れ衣を着せられたり、ひどい仕打ちを受けるなんて…

私は胸が詰まるような気持ちになりました。

そして初めて、ジェンダー差別に苦しむ人の姿を見て、私も含め、周囲の理解がないことがどれだけ辛いことなのかを感じました。

こうやって発信していくことで、少しでも多くの人に理解が広まればいいな…💦

 

でもマリーナはその苦難に怯むことなく真正面から立ち向かっていきます。どんなにひどい仕打ちを受けても、マリーナは逃げません。 

ラストにはステージの上で力強くも素敵な歌声を響かせていました。

もう、涙が止まらなくて。。。マリーナは強いなあって思いました。

 

 

「パレードへようこそ」

1984年、イギリスは不況に喘いでいた。サッチャー首相が発表した20カ所の炭坑閉鎖案に抗議するストライキは、4カ月目に入ろうとしていた。その様子をニュースで見ていたマークは、炭坑労働者とその家族を支援するために、ゲイの仲間たちと募金活動をしようと思いつく。「彼らの敵はサッチャーと警官。つまり僕たちと同じだ。いいアイデアだろ?」と、友人のマイクを強引に誘い、行進しながらさっそく募金を呼びかけるのだった。折しもその日は、ゲイの権利を訴える大々的なパレードが日だった。

 募金パレードの後、マークは打ち上げの席で“LGSM(炭坑夫支援レズビアン&ゲイ会)”を立ち上げる。バケツを手に街角で集めた寄付金を送ろうと、全国炭坑労働組合に連絡するマーク。ところが、どこへ電話しても『レズビアン&ゲイ会』と名乗った途端に切られてしまう。どこへ行っても「変態!」と罵声を浴びせられる彼らは、ロンドンでも同じ扱いを受けた。
パレードへようこそ「炭坑に直接電話すればいいんだ!」またしてもマークの思いつきで、ウェールズの炭坑町ディライスの役場に直接電話をすると、意外にもあっさりと受け入れられた。数日後、ディライス炭坑を代表してダイがマークの元へ訪ねてくる。「それでLGSMって何の略?」ダイはLがレズビアンの略だと知って唖然とする。だが、彼に偏見はなかった。その夜、ダイは生まれて初めて訪れたゲイ・バーの大勢の客の前で「皆さんがくれたのはお金ではなく友情です」と熱く語るのだった。

 ダイの感動的なスピーチのおかげでLGSMのメンバーは増え、ディライス炭坑に多額の寄付金を送ることができるように。その甲斐あって、LGSMは炭鉱が主催する支援者への感謝パーティに招待される。企画した委員長のヘフィーナの、「絶対にもめごとが起きる」というまわりの反対を押し切っての招待だった。
 パレードへようこそミニバスに乗って、炭鉱町へと出発する主要メンバーたち。委員長のヘフィーナや書記のクリフが温かく迎えてくれるが、会場を埋める町人たちの反応は冷ややか。・・・かと思いきや、翌日になると好奇心を抑えきれない人々が、彼らに様々な質問を投げかける。「どちらが家事をするの?」など無邪気な疑問に答えているうちに、ゲイと町人たちは互いに心を開き始める。
 だが、組合と政府の交渉は決裂、サッチャーは組合員の家族手当を停止する。再び町を訪れたマークたちはさらなる支援を決意した。しかしその矢先、町人の一人が新聞に密告、「オカマがストに口出し」と書き立てられる事件が起こる。そうしてLGSMと町人の協力関係は失敗に終わるかと思われたのだが──。

(引用:https://luckynow.pics/pride/

 

この映画は、なぜか見ていて勇気をもらいました。どこからか自分の内側も鼓舞されていって、見ていて楽しい気持ちになりました。

社会を変えるってまさにこういうことなんだなって。

壁が立ちはだかっても、強い気持ちと、それを支えてくれる仲間がいれば、なんでもできちゃうんだ!

 

ベストフレンドマッチング

 

これはとても面白いゲームでした。

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ゲーム中の私!

 なんだこれは!と思った方、いますよね〜笑

参加者全員がこんな格好をします。

誰が誰だかわかりませんよね!

このゲームの目的は

「相手の外見ではなく、内側を見ること」

参加者は外見を隠したまま、声も出さずに、司会者からの質問を紙に書いて答えていきます。 

・あなたを動物に例えると?その理由は?

・もしも神様が一つだけ願いを叶えてくれるなら?

・今日は地球最後の日。あなたならどう過ごす?

などの質問に答えていきます。

参加者は誰かが質問に答えたときに、いいね!、泣き、爆笑、びっくり!、もっと聞きたい、と書かれた棒みたいなものでリアクションできるんです。

最終的に、全ての質問を通して、この人の考え方好きだな〜っていう人をそれぞれ指名します。もしもお互いにお互いを指名したら、ベストフレンド成立!

 

普段なら人の内面ってかなり神経を使わないとわからないし、内面以外の情報で左右されるところが絶対あるから、このゲームってすごくいいものだなって思いました。

私が参加した時には6人の参加者がいて、そのうち2組がベストフレンドに!

とても楽しかったです!

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この他にも会場には様々な工夫がされていました。

例えば、お手洗いに男性女性の表記がないんです。

最初すっごく戸惑いましたが、お手洗いに入るとこんな張り紙が

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はっとしました。

普段私たちが何気なく過ごしている場面でも、こんな風に悩まなければいけない人もいるのかと。気づかせてくださってありがとうございますって言いたい気持ちになりました。

 

 

みんなが過ごしやすい社会を作るためには、みんなにいろいろなことを知ってもらう必要がある。知ってもらったり、実際に関わることで、意外と偏見ってなくせるんじゃないかと思う。仮に理解されなかったとしても、悩んでる人の気持ちを知っているのと知らないとでは大きく違うはず。だから私もこれからたくさん学び続けたいし、それをたくさん発信していきたい。このイベントを通して、そう思いました。

 

あ、そうそう、私の先輩にも、生物学的に言えば男子だけど、中身は私よりも女の子の先輩がいるんです。はじめは少しだけびっくりしたけれど、でも一緒に遊んだらすっごく楽しいし、美容のこととか逆に教えてもらったりして!

性的少数者って聞いたら少し抵抗を覚える人もいるかもしれないけれど、関わってみたら楽しい!って思うことの方が多いと私は思います。(先輩勝手に書いちゃってすみません笑)

 

はあ、久々にブログ書いてみたけど、納得行ってない部分もある〜

だって、1ヶ月前のことだもん。感じたこととか、少しずつ忘れてる…

これからは感動とか忘れないうちに、その日のうちに書くぞ!

寝たきりだからって不幸じゃない。落水洋介さん

こんばんは!朝夕と昼の気温差に困り中のさわです。ブルブル…

 

昨日10月22日は、落水洋介さんのトークライブに行ってきました。

落水さんはPLSという難病にかかっています。5年前から足や手の動きが悪くなり、喋りにくくなり、食べ物も小さくしないと食べれません。今後ゆっくり悪くなり、寝たきりになってしまうそうです。

でも、そんな状況にいても「僕はいまが一番幸せです」とおっしゃいます。

 

私はFacebookでこのトークライブの存在を知りました。「難病という宝物」「難病がくれた翼」と書いてある上に、写真の落水さんの満面の笑み。え?なんで難病にかかっていてこんなに素敵に笑えるの?これが第一に思ったことです。今まで難病と聞くと、世間の目や病の恐怖にさらされてつらい生活を送っていると勝手に思っていました。だから落水さんの満面の笑みを見て、単純に会ってみたいなとトークライブに足を運びました。

 

トークライブは落水さんと、社会福祉法人ながよ光彩会、NPO法人Ubdobeの理事を勤めていらっしゃる貞松さん、そしてコワーキングスペースscola代表の内海さんで繰り広げられました。

 

うん、楽しい笑

しょっぱなからずっと笑っぱなし笑

 

貞松さん、落水さんのことを「アル中の車椅子ライダー」なんて紹介されていましたからね笑 落水さんも「アルコールくださ〜い笑」と。笑

でもそんな風に笑いあえる仲って素晴らしいなと思いました。

 

(うーーーーーん、どうやって書けばいいかわからなくてずっと悩んでます・・・

 何回も書き直してる・・・

 何から書けばいいか・・・笑

 頑張って伝わるように書きます笑)

 

【落水さんが難病になってから】

本当に周りにまで幸せを振りまいてるような落水さんですが、やはり難病になったときはどん底だったそうです。寝たきり、手も足も動かない、話せない。ただベッドの上で天井を見上げている。

「もう死んだほうがマシだ。」

そう思っていたそうです。

 

でもなんとかして家族も養わなければいけない。

僕は寝たきりになってもなんとか仕事を作って家族を養っていくんだ。

僕自身が人生を楽しんでいくんだ。

寝たきりの未来が、人生が暗いなんていうのは勝手な固定概念。

自分は寝たきりの未来も楽しんでいくんだ。

 

そう少しずつ思えるようになって、人生が変わったそうです。

 

病気の人の映画、病気の人の本、病気の人のSNSなど、色々な情報をとにかく集めて、勇気をもらった。映画の中には不幸な状態で死んでいく人もいるが、寝たきりでも楽しそうな人もいる。僕は楽しそうな選択をしたいな。

 

寝たきりの未来だって、考え方次第でいくらでも明るくできる。

 

【前向きは技術】

前向きは技術だ。練習することで前向きになれる。

 

これは誰にでも通用する話だと思います。

 

驚きですが、落水さんは元々超ネガティブだったそうで。小学生でいじめに遭い、それから自分の意見は言えないような、他人の目ばかり気にする子だったのだとか。そして病気にもなって、もうこれ以上下がない状況。でも自分で未来を明るくするんだと思い出して、目の前で起こること全てに対し「これをどうやったら明るく楽しい意味づけができるかな」と練習していきました。

例えば、ワンオクが目の前にいます。「わ!めっちゃ好き!」と思うか、「え、だれ?」と思うかは自分次第なんですよね。

 

目の前で起こることに意味づけをするのは自分だけなんですよね。

『病気=不幸』もそう。僕は『病気は僕の武器』って捉えているんですよね。

その意味づけを変えさえすれば、どんなことが目の前で起こっても楽しくハッピー思うことができるはず。僕はその練習を続けて、3年目からは何事も全部前向きにプラスに考えられるようになった。わー今の僕ポジティブだなーって思う。

人は起こってしまったことは変えられないのに、起こってしまったことで自分を苦しめ続けている。でもその時間を、唯一変えられる未来に焦点を絞って。未来を考えるなら、明るい未来のほうがいいですよね。

生きていれば理不尽なことも失敗もあるけど、それが起こったときに、どう考えて、どう選択して、どう行動するか全部自分で決める。自分で決めてきた歴史が自分の人生。人のせいにはできない。僕は前向きな明るい選択をしたから、人生が豊かになった。

 

そういう選択肢があるんだってことを伝えていきたい。

 

【正しい理解を・・・】

会場にはてんかんなどの内部障害を持つ方もいらっしゃって、目に見えない障害を持つ人は周りから変な目で見られることが多いと言っていました。なかなか理解されずに苦しい、つらい思いをされている方がいるのだと初めて知りました(恥ずかしながら)。

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このマークを知っていますか?私は昨日初めて知りました。

このマークは内部障害を持つ方がつけていて、外見からは分からなくても援助や配慮を必要とする人が、配慮を受けやすくなるように周囲に知らせるマークです。

でもそもそもこのマークのことを知らない人も多いのでは?

周囲が知らなければ、受けられるはずの支援や配慮も受けられないんです。だからこのマークのことをできるだけたくさんの人に伝えてください。そして、もしもこのマークをつけた人を見かけたらその人のことを気がけて、困っているようだったら手を差し伸べませんか?

 

また、貞松さん曰く、盲目の方が白杖を上にあげていたらSOSのサインなんだそうです。(これまた知らなかった)

でも声をかける時も注意すべきことがあって、いきなり「大丈夫ですか?」と声をかけるのではなく、「私は〇〇高校のさわと言います。何かお手伝いすることはありますか?」と声をかけるのが正しいそうです。盲目の方は相手のことを見ることができないので、どういう人かわからなかったらとても不安になります。だからちゃんと自分の身分を伝えましょう。そして、これは盲目の方に限らずですが、「だいじょうぶですか?」「一人でできますか?」という言葉はNGワードなんです。大丈夫と聞かれると日本人って大抵大丈夫って返しちゃうんですよね。だから、「いつもはどうされていますか?」「何か私にできることはありますか?」と声をかけるといいそうです。

ちなみに、ユニバーサルマナー検定というものがあるらしく、webでも10問無料で受けられるそうです。この機会に私もやってみよ!

 

あーーーーーーーまだまだ書きたいことはいっぱいなんですけど、この記事を書き始めてかれこれ4時間。多分6回くらい書き直してる。(なのにこのクオリティ!?自分の文章力に泣きたい…)はい、もう眠たくて限界ですすみません…(もう「昨日」じゃなくて「一昨日」だし笑)

 

とにかく私が一番思ったことは、

障がい者」なんて言葉が不要な社会を作りたい!

もちろん場合によってはこの言葉が必要なこともあるかもしれません。

ただ、障がいの有無にかかわらず、全ての人が対等に暮らせるような社会にしたいんです。

障がいがどうだのこうだのじゃなくて、その人を好きになれるような。

「障がいだって個性だ。」

いつかみんながそう思えるような社会をつくっていけたらな…

 

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落水さん。常に笑顔で、ユニークな方です。でも言葉の一つ一つに暖かくも力強いメッセージが込められていて、自分を見つめ直すきっかけにもなりました。

 

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貞松さん。本当はインドの話も書きたかったですが😥

またイベントに参加させていただきます!その時はよろしくお願いします😆そして福祉に関心を持つ高校生を増やしていけるよう頑張ります✨

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内海さんと儀間さん。内海さんに「あなたは何がしたいの?って言われたら正しいことをやっている証拠!」と言っていただけたのはすごく励みになりました!ありがとうございます✨そして司会を習いたいです笑

儀間さんはLGBTの問題などについて活動されています。今度のイベントには私もボランティアで参加させていただきます。よろしくお願いします!

 

写真の私なんか眠そう笑

 

 

今まで知らなかった福祉のことや、人生を面白おかしく生きていく方法をたくさん学べた上に、新たにつながりができて、本当に充実した時間でした🍀

「ボクはハートのラブで教えるの」Eddie Townsend

10月16日に学校の芸術鑑賞会で「EDDIE」という劇を見ました。

 

エディさんを中心としたストーリーなのですが、ボクシングのお話です。

エディさんはハワイ生まれのハーフで、井岡弘樹ガッツ石松など、たくさんの世界チャンピョンを育てたトレーナーです。

 

あらすじ

「ボクはネエ、負けた選手に寄り添ってあげたいんだよ。勝ったらみんなに褒めてもらえるけど、負けたら、頑張ったのにひとりぼっちになるんだよ。だからね、ボクは『大丈夫ですか?Youはよく頑張りましたよ』って、手を握ってあげたいんだよ」

 

ボクシングのチャンピョンが生まれるたび、そのリングサイドの影にはいつもエディの姿があった。ボクシングトレーナーであるエディは、今日もジムで若い選手とトレーニングに励んでいる。試合で勝って騒がれる者、負けて自らの屈辱と葛藤している者、そして明日のチャンピョンを夢見る練習生--それぞれの思いがジムには熱気となって溢れていた。その中に黙々と練習をする井岡の姿があった。彼は世界チャンピョンになり、ジムの中でも憧れの的。井岡は初の防衛戦を控え、エディはそのコーチに明け暮れていた。「Boy,もっといい顔して!君のいい顔が見たいよ!」「Boy,君ならもっとできるよ!」そう言いながらコーチをする。練習が終わったら「Boy,よく頑張ったね」と言って頭を撫でるのだった。

 

そんな最中、エディは病に倒れてしまう。ジムやBoyのことが気になって落ち着かないエディを見かねた妻:百合子は、休養のため大阪から東京へ移り、そこでの入院を決意する。「僕のコーチはエディさんだけです。エディさんに言われたことを思い出しながら練習します。エディさんに言われたことは体が覚えています。」そう言っていた井岡だったが、エディがいなくなり、心の支えを失い、その落胆ぶりは誰の目にも明らかだった。数日後、エディの入院先を見舞い、驚くほど衰えてしまったエディを目の当たりにした井岡は、エディのためにも今度の試合は負けられないと、見違えるように練習に打ち込んだ。

 

そんなある日、エディが井岡の次のチャンピョンと期待していた松本がジムに戻ってくる。松本は親父の死によって、母親と妹のためにボクシングを諦めたのだ。「中学の時は喧嘩ばかりで、死んだほうがマシだと言われた。お袋にも恐れられていた。そんな自分が居場所を見つけたのがボクシングだったんだ。」松本は、「ボクシングを忘れたくない。この体に染み込ませておきたい」と、井岡とのスパークリングを懇願する。この知らせに周囲の反対を押し切りジムに駆けつけるエディ。車椅子に身を委ね、痛々しい姿で現れるが、「Boyのガッツがみたいですよ」と嬉しそうに話すのだった。夢を断ち切られても潔く生きようとする男。自ら愛したトレーナーの仕事に殉じ、その身を顧みずにやってきた男。そんな彼らの情熱に井岡は、己の甘えを戒めるかのように松本と打ち合い、エディに防衛戦での勝利を固く誓うのだった。

 

病身を圧してでも井岡のセコンドにつきたいと切望するエディに病魔は容赦無く襲いかかり、遂に意識を失う。独りリングへと向かう井岡は苦戦を強いられるが、その時エディのアドバイスが脳裏をかすめる。そして最終ラウンドで鮮やかな勝ちを収めた。エディは自らのトレーナー生命の全てをかけて育てた、最後のチャンピョンの勝利を確かめるかのように、安らかに息をひきとるのであった。

 

「ボクはねえ、ボクシングしかできないけどねえ、萎れた花をしゃんとさせることは得意なんだ」

 

 

 

 

もう、号泣しました。

ラスト15分はもう泣きっぱなしで、涙腺がどうにかしていました。

 

ボクシングに対して、私は今まで変な偏見を持っていました。なんで殴り合うんだよと。

でもこの劇を見て、私のボクシングに対するイメージは180度変わりました。

あらすじの中には書けませんでしたが、短期で感情を不器用にしか伝えられないが、本当は選手のことを思っている小野コーチ。陽気な性格の小林。同じ練習の繰り返しが不満でボクシングから逃げ出すも、もう一度ボクシングと向き合った練習生のたけし。

色々な人が繰り広げるストーリーに、ボクシングがこんなにも熱い男のスポーツだったのかと知らされました。スポーツのシビアな世界で、焦りや葛藤と戦う選手、名を残すことなくリングを去る選手はたくさんいます。でも、エディさんのように、暖かく支える存在があるから成り立つのだと思います。エディさんに教えられた選手は皆、「自分がエディさんに一番可愛がられた」と言います。

 

「ボクはね、変なラブ(セクシュアルな方)じゃなくてね、ハートのラブで教えるの」

 

ユニークで、暖かく人を包み込むエディさんのように、私もみんなを暖かく包み込み、優しく手を差し伸べられるような人になりたいと思いました。

 

はあ、余韻から抜け出せない。。。

 

※あらすじは元からあったものに色々セリフなどを付け足しました。長くてすみません。