ありのままで〜性的マイノリティについて学ぶ〜
こんにちは!!
テストやら模試やら講演やら、いろいろ終わってやっと!やっと!11月初めにあった出来事を書きます!(すっごい遅くなったw)
私は11月9日から11日まで行われていた、
「ながさき・愛の映画祭」
に2日間参加してきました。
きっかけは、先日ブログにも書いた落水さんのトークライブで、Take it 虹!の儀間さんと出会ったことです。儀間さんから誘っていただいて、「ボランティアスタッフになれば映画無料でみられるよ!」という甘い言葉に惹かれて参加しました。
というのは半分冗談で笑
私はジェンダーに関することにはまだ関わったことがなかったので、「知りたい」という好奇心から参加することにしました。実際チケットもぎりは一回だけで、ほぼほぼイベントを楽しんでしかなかったのですが笑
会場にはいろいろな展示があったり、ベストフレンドマッチングや、ヒューマンライブラリーというイベントもありました。
私がみた映画、参加したイベントは
「パレードへようこそ」
ベストフレンドマッチング
です。
それでは細かく書いていきます!
チリの首都サンティアゴに暮らしているトランスジェンダーのマリーナ。
彼女は昼間はウェイトレスをしながらも、夜ともなればナイトクラブでサルサやメレンゲの楽曲を歌っている歌手です。
父親ほどに年の離れた恋人のオルランドと暮らし、その日はマリーナの誕生日を祝う会と2人で中華料理店で祝っていました。
テキスタイルの会社を経営しているオルランドが、マリーナに手渡した封筒を手渡すと、彼女は「古風ね」と喜びの声を漏らす。
その封筒中身のプレゼントは、オルランドが書いた「イグアスの滝へ行ける券」でした。
「サウナに行った時にはチケットはまだあった。置き場所を忘れた」というオルランド。
そんな彼に「かわいそうなおじいちゃん」と、肩越しに腕をまわし、優しくキスをするマリーナ。
仲睦まじい2人は一緒に暮らす自宅に戻ると、サンディエゴの夜景を見ながらも互いの体を重ねますが、その夜中こと。
共に枕を並べるベッドに座り込んだオルランドですが、体調が優れずに何か具合が悪くなってしまいます。
マリーナはオルランドを着替えさせた後、自宅の玄関先に彼を出した隙に、勝手に歩き出したオルランドは階段から転げ落ちてしまい、頭部を打ち付けて怪我を折ってしまいます。
マリーナは急いでオルランドを車に乗せて病院に連れて行ったものの、彼は動脈瘤によって息を引き取ります。
あまりに急なことにトイレに駆け込み泣きじゃくるマリーナ。その後も動揺のあまりいったん病院を離れてしまいます。
オルランドの死を彼の弟ガボに電話した後、トボトボと夜の街を歩いていた所を警官に任意同行され、病院に舞い戻ると警官から身分証の提示を求められます。
マリーナはオルランドとの急な別れに浸る間もなく、彼女が働くレストランには、性犯罪捜査班の女性刑事コルテスがマリーナを訪ねて来ました…。
(引用:https://cinemarche.net/lgbt/naturalwoman-movie/
ただ純粋にオルランドを愛していただけなのに、トランスジェンダーだからと濡れ衣を着せられたり、ひどい仕打ちを受けるなんて…
私は胸が詰まるような気持ちになりました。
そして初めて、ジェンダー差別に苦しむ人の姿を見て、私も含め、周囲の理解がないことがどれだけ辛いことなのかを感じました。
こうやって発信していくことで、少しでも多くの人に理解が広まればいいな…💦
でもマリーナはその苦難に怯むことなく真正面から立ち向かっていきます。どんなにひどい仕打ちを受けても、マリーナは逃げません。
ラストにはステージの上で力強くも素敵な歌声を響かせていました。
もう、涙が止まらなくて。。。マリーナは強いなあって思いました。
「パレードへようこそ」
1984年、イギリスは不況に喘いでいた。サッチャー首相が発表した20カ所の炭坑閉鎖案に抗議するストライキは、4カ月目に入ろうとしていた。その様子をニュースで見ていたマークは、炭坑労働者とその家族を支援するために、ゲイの仲間たちと募金活動をしようと思いつく。「彼らの敵はサッチャーと警官。つまり僕たちと同じだ。いいアイデアだろ?」と、友人のマイクを強引に誘い、行進しながらさっそく募金を呼びかけるのだった。折しもその日は、ゲイの権利を訴える大々的なパレードが日だった。
募金パレードの後、マークは打ち上げの席で“LGSM(炭坑夫支援レズビアン&ゲイ会)”を立ち上げる。バケツを手に街角で集めた寄付金を送ろうと、全国炭坑労働組合に連絡するマーク。ところが、どこへ電話しても『レズビアン&ゲイ会』と名乗った途端に切られてしまう。どこへ行っても「変態!」と罵声を浴びせられる彼らは、ロンドンでも同じ扱いを受けた。
「炭坑に直接電話すればいいんだ!」またしてもマークの思いつきで、ウェールズの炭坑町ディライスの役場に直接電話をすると、意外にもあっさりと受け入れられた。数日後、ディライス炭坑を代表してダイがマークの元へ訪ねてくる。「それでLGSMって何の略?」ダイはLがレズビアンの略だと知って唖然とする。だが、彼に偏見はなかった。その夜、ダイは生まれて初めて訪れたゲイ・バーの大勢の客の前で「皆さんがくれたのはお金ではなく友情です」と熱く語るのだった。
ダイの感動的なスピーチのおかげでLGSMのメンバーは増え、ディライス炭坑に多額の寄付金を送ることができるように。その甲斐あって、LGSMは炭鉱が主催する支援者への感謝パーティに招待される。企画した委員長のヘフィーナの、「絶対にもめごとが起きる」というまわりの反対を押し切っての招待だった。
ミニバスに乗って、炭鉱町へと出発する主要メンバーたち。委員長のヘフィーナや書記のクリフが温かく迎えてくれるが、会場を埋める町人たちの反応は冷ややか。・・・かと思いきや、翌日になると好奇心を抑えきれない人々が、彼らに様々な質問を投げかける。「どちらが家事をするの?」など無邪気な疑問に答えているうちに、ゲイと町人たちは互いに心を開き始める。
だが、組合と政府の交渉は決裂、サッチャーは組合員の家族手当を停止する。再び町を訪れたマークたちはさらなる支援を決意した。しかしその矢先、町人の一人が新聞に密告、「オカマがストに口出し」と書き立てられる事件が起こる。そうしてLGSMと町人の協力関係は失敗に終わるかと思われたのだが──。
(引用:https://luckynow.pics/pride/
この映画は、なぜか見ていて勇気をもらいました。どこからか自分の内側も鼓舞されていって、見ていて楽しい気持ちになりました。
社会を変えるってまさにこういうことなんだなって。
壁が立ちはだかっても、強い気持ちと、それを支えてくれる仲間がいれば、なんでもできちゃうんだ!
ベストフレンドマッチング
これはとても面白いゲームでした。
なんだこれは!と思った方、いますよね〜笑
参加者全員がこんな格好をします。
誰が誰だかわかりませんよね!
このゲームの目的は
「相手の外見ではなく、内側を見ること」
参加者は外見を隠したまま、声も出さずに、司会者からの質問を紙に書いて答えていきます。
・あなたを動物に例えると?その理由は?
・もしも神様が一つだけ願いを叶えてくれるなら?
・今日は地球最後の日。あなたならどう過ごす?
などの質問に答えていきます。
参加者は誰かが質問に答えたときに、いいね!、泣き、爆笑、びっくり!、もっと聞きたい、と書かれた棒みたいなものでリアクションできるんです。
最終的に、全ての質問を通して、この人の考え方好きだな〜っていう人をそれぞれ指名します。もしもお互いにお互いを指名したら、ベストフレンド成立!
普段なら人の内面ってかなり神経を使わないとわからないし、内面以外の情報で左右されるところが絶対あるから、このゲームってすごくいいものだなって思いました。
私が参加した時には6人の参加者がいて、そのうち2組がベストフレンドに!
とても楽しかったです!
この他にも会場には様々な工夫がされていました。
例えば、お手洗いに男性女性の表記がないんです。
最初すっごく戸惑いましたが、お手洗いに入るとこんな張り紙が
はっとしました。
普段私たちが何気なく過ごしている場面でも、こんな風に悩まなければいけない人もいるのかと。気づかせてくださってありがとうございますって言いたい気持ちになりました。
みんなが過ごしやすい社会を作るためには、みんなにいろいろなことを知ってもらう必要がある。知ってもらったり、実際に関わることで、意外と偏見ってなくせるんじゃないかと思う。仮に理解されなかったとしても、悩んでる人の気持ちを知っているのと知らないとでは大きく違うはず。だから私もこれからたくさん学び続けたいし、それをたくさん発信していきたい。このイベントを通して、そう思いました。
あ、そうそう、私の先輩にも、生物学的に言えば男子だけど、中身は私よりも女の子の先輩がいるんです。はじめは少しだけびっくりしたけれど、でも一緒に遊んだらすっごく楽しいし、美容のこととか逆に教えてもらったりして!
性的少数者って聞いたら少し抵抗を覚える人もいるかもしれないけれど、関わってみたら楽しい!って思うことの方が多いと私は思います。(先輩勝手に書いちゃってすみません笑)
はあ、久々にブログ書いてみたけど、納得行ってない部分もある〜
だって、1ヶ月前のことだもん。感じたこととか、少しずつ忘れてる…
これからは感動とか忘れないうちに、その日のうちに書くぞ!